麻酔科とは

麻酔科医とは麻酔を取扱い、患者の手術をおこなうサポートをする存在であり、彼らのチームが麻酔科と言えます。全身麻酔などをおこなう場合は筋弛緩剤などと併用して患者の生命維持を管理します。チーム医療には欠かせない存在です。

日本においては医師免許を取得すれば診療科目は自由に選ぶことができる特色がありますが、麻酔科医に関しては厚生労働省に認定を受けないと名乗ることはできません。それだけ医師の中でも特別な存在です。

患者の生命を維持する役割を持つ麻酔科は、手術の前から患者とうまくコミュニケーションをとって、あらゆるリスクも把握しなければなりません。場合によっては執刀する医師よりも現場を仕切る人間としてリーダー的役割を果たすケースも多いです。

麻酔科医の数は日本では不足しており、麻酔科は医師不足に陥っている代表的な診療科のひとつです。役割が重要である一歩で評価されにくいポジションへの認識を見直そうという動きもあります。

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麻酔科のイメージ

麻酔科と聞いてもあまりイメージできない人が多いでしょう。医師はとても華やかでドラマや漫画、映画など様々なところで主人公として描かれることが多いです。しかし麻酔科医が主人公としての物語はあまり聞いたことがありません。常にチーム医療の一部であり、トップとして見られることは少ないのです。

しかし麻酔科の役割は重要です。手術中の患者の生命をコントロールする役割であり、手術前からも体調や病歴など、患者のあらゆる情報を集めて手術をマネジメントします。手術以外にも集中治療や終末期医療でも活躍しています。

しかし同時に苛酷なイメージもあります。常に人の生死に直面した職場環境は精神的にも大変な力が必要です。それに加えて麻酔科医の絶対的な数が日本では不足していることから、どこも苛酷な労働環境が強いられています。ただでさえ精神的に大変な業務の中で、ひとつでも多くの治療に関わらなければならない麻酔科の仕事の大変さは想像に難くありません。

麻酔は怖い?

麻酔を使った治療には多少なりともリスクが伴います。患者の容態が悪い状態であったり、緊急の手術であった場合には偶発症といわれる状態に陥って命を落とす場合もあるのです。しかしこれは本当に緊急状況にある容態の条件がもともと非常に悪い場合の話です。手術で麻酔を使用したことが直接的な原因で死亡したケースなどはほとんどなく、安心して良いでしょう。

全身麻酔などは無理やり眠りにつかされるということで、その経験に恐怖を覚える人が多いようです。しかし、眠りにつくまでは一瞬で、「1,2,3...」と数えてすぐに眠りにつくのであまり怖がる必要はありません。

しかし合併症や偶発症に関しては少し知識を持っておく必要はあるでしょう。目が覚める時に無意識に歯を食いしばって歯が欠けたという方も多いです。また、肺炎や気管支、のどの痛みが発症するケースもあります。頭痛や排尿の困難に陥るケースもあります。しかしどれも一時的な症状なので、それほど心配することはありません。