麻酔科医は医師不足の現状に悩まされています。高度な専門知識が必要で、国の認定を受けなければならなく、労働環境も苛酷であるため、なかなか麻酔科医の数は増えません。歯科医も麻酔を取り扱うことがありますが、手術麻酔をおこなうことは法律で禁止されています。一方で歯科医が過剰に増えている現状から、歯科医の力を使って麻酔科医不足の解消をおこなう仕組みができないかという動きも近年なりました。しかし抜本的解決には至っていません。

2008年のことですが、ある私立病院で年収3,500万円という破格の条件で麻酔科医の求人が出されたことが大きな話題を呼びました。これはもともと働いていた麻酔科医3人が、勤務環境が激務で厳しいことを理由に一斉に辞めてしまったことからおこりました。

逆にいえばどこの病院でも麻酔科医を欲しています。年収も働く条件も自分に合ったものを選ぶことができます。子育てと両立したい女性医師や、目的を持って仕事をされている人には魅力的な立場となることができるかもしれません。