麻酔科は麻酔を1度打てば役割が終わるわけではありません。手術は病気や内容によって規模は様々ですが、場合によっては数時間の長丁場になることもあります。その時に医師が手術をしやすいように、また、患者の身体が安定するように麻酔の効果を維持し続けなければなりません。麻酔で眠っていても体は痛みに反応することもあり、それでは医師は手術を続けられませんし、効果を深めます。

手術中は常に麻酔が効いているその深さを見極めて、適切な麻酔の効果の維持に努めます。出血の量や輸液の量などを見ながら判断していきます。現在はいくつかの麻酔薬を組み合わせて使う方法である「バランス麻酔」が一般的であるため、この麻酔の深度を維持するために、組み合わせの判断が求められます。

近年ではレミフェンタニルというの麻酔薬が発売され、これは麻酔の効き目の即効性があり、なおかつ効果もすぐに消えるため、麻酔科で効果を維持し続けるためにとても有用とされています。