麻酔科の仕事として手術の際に患者に麻酔をかけることがありますが、この時には手術の時だけ担当するわけではありません。麻酔科医は患者のことを知り、適切な治療をおこなうために、手術をおこなう前にも時間をとってヒアリングをおこなったりします。

患者によっては普段から決められた時間に必ず飲む薬があります。その薬が麻酔を打つ際に悪い影響をおよばさないかどうか、また手術前後でその薬を摂取しないことで考えられる身体への影響と対策などを考えたりします。

また、過去に麻酔を受けたことがあるかどうかも、麻酔科医は把握しなければなりません。それにより麻酔薬の量も変わってくるからです。患者の病歴やそれに対して行った治療歴、体質など体に関するあらゆることを麻酔科医は知らなければならないのです。そうすることで手術中に予想外の事態に陥ったり、容体を悪化させるリスクを未然に防ぎます。麻酔を打つ身体も人それぞれなので、とても重要な作業です。